令和4年度事業計画
1.教育方針
次の教育方針を通して、社会の要請に応える有用な人材を育成する。
- 尽誠学園の建学の理念である「愛 敬 誠」を基に、専門職業人、社会人としての人間性を涵養する。
- 専門職業人としての基礎的実践能力を育成する。
自ら学び、考えることを通して、看護の根拠となる科学的知識に裏づけされた知識・技術を駆使して看護活動を展開する実践能力を養う。
2.事業計画
- 教育について
(1)カリキュラムの再編と新カリキュラムの実施
看護教育のカリキュラムに関する「保健師助産師看護師学校養成所指定規則」および 「 看護 師等養成所カリキュラムの運営に関する指導ガイドライン」の提言により、第5次カリ キ ュラム改正が進められている。それを受け、第一看護学科は 2022 年度入学生から、新カリ キ ュラ ムで実施する。第2看護学科は、2023 年度新カリキュラム導入に向けて、講義要綱・実習要綱 を検討、決定し諸手続きを行う。
(2)教員の資質の向上
新カリキュラム導入にあたり、教員の継続的なスキルアップを図る仕組みづくりをする。
① 看護協会主催の講習会受講、eラーニングが活用できる講習会受講等を奨励していく。
② アクティブラーニングのさらなる導入とピアレビュー(同僚の授業評価)を実施する。
③ 学内の教員間で学習会を実施する。
④ 新規採用教員の指導体制の評価と実施
(3)国家試験対策
第 111 回国家試験は、新型コロナウイルス感染症により、昨年同様に学内での講義、臨地実 習も減少した中での国家試験であった。基本に沿った問題、過去の類似問題が多く、イラストや図表など視覚教材を使用した問題も多く見られた。一方、難病の徴候や抗体産生についてなど、より深い知識を必要とする問題も出された。昨年と比較すると文章の量が増え、読解能力を必要とした。長文を読む機会が少なくなった学生への、今後の対応が課題となった。老年や在宅分野での日常生活支援などの問題も出され、新カリキュラムの導入にあたり、教育方法の課題として 対応していく必要がある。
第 1 1 2 回の国家試験は、出題基準の変更が見込まれるが、従来通り基本的な知識を根拠と共 に理 解できるように、今までと同様に緻密に実施する必要がある。 -
運営について
(1)教科書の導入2年目にあたり運営と評価、それに伴う環境整備を行う。
(2)「高等教育の修学支援制度」を含む学生への種々の奨学制度の手続きと管理体制の整備を図る。
(3)「学校評価」
① 「学校関係者評価委員会」の開催と、その後の課題・問題点の解決をはかる。
(4)広報活動
① インターネ ット(リクルート・マイナビ、本校の HP など)上で情報発信をする。
② オープンキャンパスでは他校との差別化を図った内容にするために、学生を巻き込んだ内容の検討を図る。
本校の特色3点も盛り込む。
③ 学校訪問、特に准看護学院は春と秋を中心に頻繁に訪問し、情報の発信と収集に努める。
(5)地域社会との連携
① 自治体との「地域包括連携・協力」協定の推進:防災訓練の際の連携と協力他
② 善通寺市の「学生消防団活動認証制度」への協力・連携
(6)尽誠学園高等学校衛生看護科と連携・協同し、看 護教員の教育、行事の推進を図り、第2 看護学科の学生確保に繋げる。